日本の歯周病治療は絶対におかしい!

よく、歯周病治療は「歯石を取れば治る」と言いますが、残念ながらそれだけでは治りません。確かに歯周病の大きな原因は歯石ですが、一時的に歯石を取っただけでは改善につながらないのです。大切なのは歯科医院で受ける歯石取りなどのプロケアにくわえ、普段の歯みがきなどのホームケアの精度を高めること。歯周病治療にはプロケアとホームケアをしっかり両立させ、歯石がつかない口内環境を保つことが大切なのです。歯石を取るという表面的な治療だけではなく、お口に対する意識も一緒に治療していくことが重要だと言えるでしょう。

しかし、残念ながら歯周病治療に力をいれている歯科医院は少なく、たいていの医院が「虫歯の治療のついで」として、気持ちばかりの歯周病治療を行っているのが現状です。

虫歯を治療していたほうが利益になるから……という医院もあれば、本当は予防に力をいれたいのに歯科衛生士が不足していたり患者さんをまわすことで手一杯でそこまで手が回らない……という医院もあります。しかし、いずれにせよ満足な治療が行われていないというのが、現状なのです。

実際にこんな患者さんがいらっしゃいました

ブリッジにすれば治ると言われて……(40代/男性)

右下の奥歯が揺れていることが気になり、前院で相談したところ「歯周病ですね。手前の歯と橋渡しにしてブリッジにすれば治ります」と言われ、強引にブリッジにされたという患者さんが来院されました。これは、とんでもないことです。「ブリッジにすれば歯周病が治る」という話はどこにもありません。まったく見当違いな診断だと言わざるをえません。そして実際、ブリッジを入れても歯周病は治るどころか悪化しているのですから……。

「問題ない」と言われていたのに……(50代/女性)

定期検診を希望され来院された患者さんです。歯ぐきの検査をしてみたところ歯周病が進行していました。しかし、自覚症状はなく、当人は「歯みがきもしっかりしているつもり」とのこと。また、前院では2か月に1度の検診をかかさず受けられており、毎回問題ないと言われていたそうです。「なぜ、きちんと言われたとおり通っていたのに歯周病が進行してしまっているの……」と頭を抱えられていました。

よくよく話を伺ってみると、前院では歯ぐきの検査を受けたことはないそう。まったくおかしな話です。歯周病検査で歯ぐきの検査を行わないというのは、あてずっぽうで検査をしていると言っても過言ではありません。そのずさんな検査の結果、適切な処置がなされず、歯ぐきの手術をしなければ歯を失ってしまいかねないくらいに歯周病が進行してしまっていました。

歯周病検査を受け、その結果「問題ない」と言われているのに、実は進行していた……。これを歯科医院の怠慢と言わずして何というのでしょうか。

定期検診に通っていても……(40代/女性)

引っ越しを機に、定期検診にいらした患者さんです。前院で定期検診を受けていたそうですが、歯はぐらついていて、歯ぐきもパンパンに腫れていました。

おそらく、定期検診といっても実際のところは歯石を取るだけで、根本的な問題には目をつぶっていたのでしょう。そのような定期検診に意味があるのでしょうか。本当に患者さんの健康を考えたら、歯石取りだけの健康診断にはならないはずです。

定期検診に行くことは確かに大切なことですが、それよりも大事なのは歯科医院選びです。この方のように歯石取りだけの定期検診なら、お口の健康を守ることはできません。

問題をしっかり見極め、それに最適なアプローチを提案してくれる。そんな歯科医院を見つけ、そこで治療と定期検診を受けることが大切なのではないでしょうか。

お口の健康を守るために大切なこと

歯周病は日本人が歯を失ってしまう原因の第一位です。ご自身の歯を守るためにも、歯周病治療に力を入れている歯科医院を選ぶことが大切です。

歯科衛生士が教える信頼できる歯科医院の見抜き方

歯科医院への疑問・不安・怒り……歯科維新の会に聞かせてください

  • ページの先頭へ戻る