詰め物・被せ物の治療もあぶない!怠慢な治療が横行しています

虫歯治療のあとなどには詰め物・被せ物を入れます。当たり前のようにどこの歯科医院でも行われていますが、すべての歯科医院で十分な処置が受けられるわけではありません。

費用が高い自費のものを強引にすすめたり、患者数をさばくために何の説明もなく保険のものを入れてしまったり……。さらには怠慢な処置を行って、虫歯や歯周病の原因をつくってしまうこともあるのです。

不十分な詰め物・被せ物の処置を受けたがために汚れがたまりやすくなり、見えないところでどんどん病気が進行してしまい、すぐに歯がだめになってしまう……。このような負の連鎖は、非常に多く起こっています。

実際にこんな患者さんがいらっしゃいました

歯科界の常識は一体どこに……?(30代/女性)

お口のなかをクリーニングしていると、被せ物をした歯から多量の出血が見られました。この原因は何かと探ってみたところ、被せ物のセメントでした。

被せ物はセメントで歯と接着するのですが、この歯は余分なセメントが付着したままになっており、そのために汚れがたまり、歯ぐきが炎症を起こしていたのです。

こちらでセメントを除去できれば良かったのですが、この被せ物は10年ほど前につくったものらしく、硬くなりすぎてしっかり除去することが難しい状態……。「余分なセメントは残さず除去する」というのは歯科界では常識です。しかし、遺憾なことにこの常識をきちんと守っている歯科医院は決して多くはないのです。

せっかく高い被せ物を入れても……(40代/女性)

歯周病が進み歯ぐきが腫れていたため、治療を進めていました。歯石を除去するとともに歯みがきも頑張ってもらい、全体的な歯ぐきの腫れはひいたのですが、どうしても上の前歯の腫れがひきませんでした。

その原因を探ってみると、被せ物にありました。歯ぐきのなかまで被せ物が入り込み、歯垢がたまりやすい環境になっていました。これが歯ぐきの腫れを引き起こしていたのです。使われていた被せ物は自費診療で見た目もきれいで、かつ丈夫でしたが、このような処置をされていては、さらなるトラブルを引き起こしてしまいます。被せ物だけでなく、歯科医院も見分ける必要があるでしょう。

1本10万円の被せ物がトラブルの原因(40代/女性)

上の前歯の歯ぐきの腫れがひかないことを気にされて来院された患者さんです。お話を聞いてみると数年前に1本10万円の被せ物を入れてから、何度も腫れが出ているそう。お口のなかを見てみると被せ物の見た目はきれいなのですが、天然歯と被せ物の間に段差があり、そこに汚れがたまってしまうために歯ぐきが腫れていました。

このように、せっかく高い被せ物を入れてもきちんとフィットせず段差などがある場合はお口の健康に悪影響を与えてしまい、なかには治療をやりなおさなければならない場合も出てきます。

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